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マイク・タイソン自伝 その2

皆さんは現在のボクシング世界ヘビー級王者が誰か、ご存じか?

超々つおい、
”Dr. Steelhammer ”ことウラジミール・クリチコ
ですわ(弟さんの方。兄さんは政治家に転身)。
マイク・タイソン自伝 その2_f0070772_2393592.jpg


この人、強いは強いんだけど(10年以上勝ち続けてる)、あんまり試合が面白くない。

約2メートルの長身で、異様にリーチが長く、半身でちょこちょこジャブを出しているだけで相手(皆んなクリチコに手が届かない(笑))にどんどんダメージが蓄積し、そのうちダウンしていくという、そんな試合ばっかし。
超安全策で、リスクを負わず安定感抜群の試合運びだが、エキサイト感がない。
そのつまらなさは、ボクシングバカことWOWOWゲスト解説の香川照之氏が思わず憤慨するほど(笑)。
いつしか防衛戦もドイツでしか行われなくなった。

しかしタイソンがチャンプの頃はこんなもんじゃ無かった。
背は小さいが抜群のスピードとパンチ力。
ばったばったとヘビー級のデカブツをなぎ倒すその姿に、みな熱狂!
連勝に次ぐ連勝、1ラウンドKOの嵐
20歳そこそこで世界ヘビー級チャンピオン
東京ドームこけら落としに来日
デビューから37連勝
プロモーターのドン・キングと共に、超有名人だったのだ。

しかし暴行容疑で逮捕され、刑務所行き。
どんどん没落していった

そのうちK-1に出るとか出ないとか噂になったが(この本にも少し出てきます)
全然キックボクシングルールで戦う気はなかったらしい
結局2005年に引退した。

またしばらく経って
数年前K-1のプロデューサーだった谷川さんが出した本「平謝り」にタイソンの話が。
確かドン・キングが高速道路でタイソンに追いかけられたとかいう話だったと思うが
大変に面白く、これは自伝も読まなきゃと、こういうわけで購入した本だ。

タイソンはニューヨークのブルックリン生まれ。
家の前で強盗が撃ち合いをするようなスラム街で育ち
7歳の頃カツ上げされたのを機にぐれ始める。
小さい頃は臆病で怖がりだった(笑)が、すぐに窃盗団に入り空き巣を繰り返していたという。

11歳になるとケンカを始め、いじめっ子に復讐を開始。
窃盗で何度も警察の御厄介になり、ついには少年院送りとなるが、そこでボクシングと出会う
って、リアル”あしたのジョー”じゃん!!

14歳の時、少年院の教官の紹介で、名トレーナー、カス・ダマトと出会い、「未来のチャンピオン」との評価を得る。

そして彼の家に居候しながらトレーニングに励んでいく。
それでも!
アマチュアボクシングの世界で全米王者になってもスリや盗みはやめられなかったという。

続く。。。
by asakaruAikido | 2015-02-04 01:13

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by asakaruAikido